第3の原動力

人に行動を起こさせる動力となる要素は、たった2つしかないと言われることがあります。

 

利益を得ようとする欲望

 

損しては困るという恐怖心

 

だそうです。

 

たしかに過去の自分の行動を振り返ってみると、その理由の全てはこの2つに分類できるような気がします。

この法則…とも呼べるような言葉は正しいように思えたこともありました。

 

何故突然こんなことを言い出しているのかといえば、「果たして人は損得勘定でしか行動を起こさないのか?」という命題への疑問提起、および解答を自分なりにしたくなったのです。

 

結論から述べさせてもらえば、自分としての考えはNOです。

人間以外の動物においてはただひたすらに生存本能の赴くままに生きているのでしょうから、この法則は当てはまるのかもしれません。

自分は動物になったこともないし、転生したこともないし、前世占いだと鳥だったらしいですが、鳥類時代の記憶も残ってないので動物には失礼かもしれませんが。

 

しかし、こと人間という種においては高度な知能を有するが故、この法則は成り立つのか疑問でしかないのです。

と言うより、自分自身のここ最近の行動原理において、欲望でも恐怖でもない第3の原動力があると信じるに至ったのでした。

 

それは「信念」と呼ぶべきものです。

英語でも"Belief"と明確に訳される概念ですが、「ある事柄について揺らぐことのない考え、確信をもつこと」であるとWikipediaでも説明が為されています。

 

もちろん全ての人が信念に従って生きている訳ではないでしょうが、これだけは譲れないという矜持のようなものは誰しもあるのではないでしょうか。

平たく言い換えればこだわりとも呼べるものかもしれません。

 

その中には損得勘定など一切抜きにしたものもあると思います。

それも「こだわりたい」という"欲望"の果ての概念なんじゃないのかと言う意見も飛んできそうですが、そもそも人は1つの理由で動くのではありません。

様々な複合的な思考が絡み合った結果として生まれるのが行動であり、恐怖と欲望と信念は三位一体、それらのパラメーターが高い低いの差はありますが、それによって最終的な行動理由が決定する…のだと個人的に考えました。

 

ダラダラと謎に語ってしまいましたが、この「信念」の要素が人の心を強くしてくれると思います。

 

自分を強く持たせ続けてくれると、信じています。

 

信念を持って僕は自分を変える覚悟の下、行動を起こしています。

 

あなたの中に信念はあったりしますか?

 

僕の信念は…

 

カッコつけて書こうとしましたが、一言で説明できるようなものじゃありませんでした。

 

みんなが笑って暮らせる世界が来ればいいな。